泉州の郷土料理「じゃこごうこ」|水なすの古漬けと海老じゃこの味
イベント関連|2026.09.16 UP
大阪府南部の泉州地域には、地元の食材を生かした郷土料理が受け継がれています。その一つが「じゃこごうこ」です。
泉州特産の水なすの古漬けと、大阪湾で獲れる海老じゃこを一緒に炊き上げた料理で、泉佐野市をはじめとする泉州地域で古くから食べられてきました。
「じゃこごうこ」とは
「じゃこごうこ」は、ぬか床に漬け込んだ泉州水なすの古漬けを塩抜きし、海老じゃこと甘辛く炊き上げた郷土料理です。
地域によっては、「じゃこなす」と呼ばれることもあります。
水なすの古漬けに海老じゃこのだしと旨みが染み込み、ご飯のおかずやお酒のおつまみとして親しまれてきました。
名前に込められた意味
泉州地域では、「じゃこ」は海老じゃこなどの小海老、「こうこ」は漬物を指します。
水なすの古漬けと海老じゃこを一緒に炊くことから、「じゃこごうこ」と呼ばれるようになりました。
「じゃこ」は、ちりめんじゃこではなく、小海老を指している点も、この料理の特徴です。
泉州水なすの古漬けを生かす料理
泉州地域では、夏に収穫される水なすを長く味わえるように、塩分の高いぬか床に漬けて保存してきました。
水なすを数か月漬け込むと発酵が進み、古漬けになります。そのままでは塩辛いため、水に浸して塩抜きしたあと、海老じゃこと一緒に炊き上げます。
地域で採れる水なすと大阪湾の海の幸を組み合わせ、食材を無駄なく利用する生活の知恵から生まれた料理です。
食べ頃と味わい方
夏に採れた水なすを数か月漬け込んだ古漬けを使うため、夏の終わりから秋にかけて食べ頃を迎えます。
古漬けがあれば、季節を問わず作ることができます。味付けや作り方は、地域や家庭によって異なります。
炊き上げたあとに味を含ませ、そのまま食べるほか、冷やして食べることもあります。
じゃこごうこの基本的な作り方
水なすの古漬けはぬかを洗い落とし、食べやすい大きさに切って水に浸し、塩抜きします。
海老じゃこは洗って頭と尾を取り、水、酒、しょうゆ、みりん、しょうがなどと一緒に炊きます。海老じゃこの殻を残して炊くことで、だしが出やすくなります。
塩抜きの時間や調味料の分量は、古漬けの塩分や家庭の味付けによって調整します。
泉佐野に伝わる郷土料理
泉佐野市観光協会では、じゃこごうこを、泉州特産の水なすの古漬けと泉佐野漁港で水揚げされた海老じゃこを煮た家庭料理として紹介しています。
泉佐野には、じゃこごうこのほかにも、穴子の天ぷら、泉だこ、シャコなど、海の幸を生かした郷土料理があります。
泉州を訪れた際に知ってほしい郷土の味
「じゃこごうこ」は、泉州特産の水なすと大阪湾の海の幸を組み合わせた、地域ならではの郷土料理です。
泉佐野や泉南方面を訪れた際は、地域に受け継がれてきた食文化にも触れてみてはいかがでしょうか。
泉州観光や関西国際空港をご利用の際は、ホテルアストンプラザ関西空港も滞在先の一つとしてご検討ください。







