九条家と日根荘|泉佐野に残る中世の荘園
スタッフブログ|2026.04.08 UP
大阪府泉佐野市には、鎌倉時代から戦国時代にかけて、五摂家の一つである九条家の荘園「日根荘(ひねのしょう)」がありました。
日根荘は1234年(天福2年)に成立した荘園です。当時の様子を伝える「日根野村絵図」や、九条政基が記した「政基公旅引付」などの史料が残されているほか、絵図に描かれた寺社やため池、水路などにつながる景観が現在にも受け継がれています。
九条政基と「政基公旅引付」
戦国時代の1501年、日根荘の領主であった九条政基(くじょう まさもと)は京都から日根荘へ下向し、現在の大木地区にあった長福寺に約4年間滞在しました。
この滞在中に政基が記した「政基公旅引付」には、当時の村の暮らしや出来事などが記されており、中世の日根荘を知ることができる貴重な史料となっています。
日根荘大木の農村景観
泉佐野市大木地区には、中世の日根荘に由来するため池や水路、農地、寺社堂などによって構成される農村景観が現在も残されています。
「日根荘大木の農村景観」は、2013年(平成25年)10月17日に大阪府で初めて国の重要文化的景観に選定されました。
また、日根荘は2019年に「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘の風景―」として日本遺産に認定されています。
日根荘について詳しく知りたい方は、泉佐野市の公式情報もあわせてご覧ください。
日根荘大木の農村景観へのアクセス
泉佐野市の案内では、南海線「泉佐野駅」またはJR阪和線「日根野駅」から、南海ウイングバス723系統(犬鳴山行き)を利用できます。
円満寺・長福寺跡は「下大木」、火走神社・毘沙門堂は「中大木」、蓮華寺・香積寺跡は「上大木」の各バス停が案内されています。
大木地区内の駐車場は限られているため、泉佐野市ではできる限り公共交通機関を利用するよう案内しています。
ホテルアストンプラザ関西空港から
ホテルアストンプラザ関西空港がある泉佐野市には、日根荘をはじめ、中世から受け継がれてきた歴史文化資源が残されています。
泉佐野の歴史や文化に興味のある方は、ご宿泊とあわせて日根荘ゆかりの場所を訪れてみてはいかがでしょうか。







