ホテルアストンプラザ関西空港

スタッフブログ

九条家と日根荘

スタッフブログ|2019.08.08 UP


ホテルアストンプラザ関西空港は、京都市南区西九条蔵王町に本店を構える京都プラザホテルグループの5店舗目のホテルとして、今年4月、大阪府泉佐野市にオープン致しました。

 

さて、鎌倉時代の1234年(天福2年)、現在の泉佐野市の東半分に相当する広大な地域に日根荘(ひねのしょう)という荘園が築かれました。

 

日根荘を築いたのは、五摂家のひとつである九条家。寄進地系が多い九条家の荘園ではめずらしく、日根荘は九条家自らが開発主体となった荘園です。

 

室町時代になると日根荘のかなりの部分が守護領となり、戦国時代に突入すると九条家の財政事情はいよいよ貧窮します。

 

九条家14代当主の九条政基は、応仁の乱の直後に関白にもなりましたが、日根荘を担保にして借金をするほどの窮状です。そして、これが金銭トラブルへと発展し、従兄弟にあたる唐橋在数を殺害するという事件も起こしてしまいます。

 

戦国時代の1501年(文亀元年)、政基は残り少ない家領となった日根荘を直務支配するため、日根荘へ下向します。4年弱におよぶ日根荘滞在中に政基が記した『政基公旅引付』は、当時の文化・風俗を知る貴重な史料として残っています。

 

また、日根荘の最奥部に位置する現在の泉佐野市大木の農村景観は、大阪府で唯一「重要文化的景観」に指定されています。

 

 

ホテルアストンプラザ関西空港は蟻通神社や熊野街道からも近く、何かと京都とゆかりのある場所に出店させて頂いたと、スタッフ一同喜んでおります。

 

今後とも、ホテルアストンプラザ関西空港をよろしくお願い申し上げます。


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