貝塚の伝統工芸「和泉櫛」|1000年以上受け継がれるものづくり
スタッフブログ|2026.06.20 UP
ホテルアストンプラザ関西空港がある泉佐野市のお隣、貝塚市には「和泉櫛(いずみぐし)」と呼ばれる伝統工芸があります。
「つげ櫛」としても知られる和泉櫛は、ツゲの木を主な素材として作られる木櫛です。
貝塚市のイメージキャラクター「つげさん」も、この和泉櫛(つげ櫛)をモチーフにしています。
1000年以上の歴史を持つ和泉櫛
貝塚市によると、和泉櫛の生産は伝承では古墳時代末期、記録では平安時代後期の11世紀までさかのぼります。
古代から中世にかけて、現在の貝塚市南西部にあたる地域は「近義郷(こぎごう)」と呼ばれており、この地域で作られた櫛は「和泉櫛」や「近義櫛」と呼ばれていました。
生産された櫛は宮中や院の御所などにも納められていた記録が残っています。
江戸時代には多くの櫛職人が活躍
江戸時代になると、和泉櫛の生産はさらに広がりました。
貝塚市の資料によると、当時の近木庄の村々には500人から600人、隣接する貝塚寺内には100人前後の櫛職人がいたことが記録されています。
明治時代以降も貝塚市域は木櫛の生産・流通の拠点でしたが、セルロイドやプラスチック製品が普及するにつれて、伝統的な木櫛の生産量は減少していきました。
それでも和泉櫛のものづくりは受け継がれ、現在も貝塚市を代表する伝統工芸のひとつとして紹介されています。
櫛の神様「八品神社」
貝塚市澤には、「櫛の神様」として知られる八品神社(やしなじんじゃ)があります。
貝塚市では、八品神社がある澤地区を和泉櫛発祥の地として紹介しています。
八品神社は平安時代以前から櫛の神様として崇敬されてきたとされ、境内には木櫛製造業者が寄進した手洗鉢や鳥居、櫛塚などがあります。
所在地:大阪府貝塚市澤480
和泉櫛の特徴
貝塚市の資料では、和泉櫛について、木地が緻密で静電気が起こりにくいことが特徴として紹介されています。
長く使い続けられてきた木の櫛ならではの質感も、和泉櫛の魅力のひとつです。
「まちの駅かいづか」で特産品を
南海本線「貝塚駅」の改札前には、貝塚市観光案内所「まちの駅かいづか」があります。
観光案内のほか、貝塚市の特産品や「つげさん」グッズなどが販売されています。
「つげさん」をデザインしたつげ櫛も取り扱われています。
所在地:大阪府貝塚市海塚一丁目1番1号(南海貝塚駅改札前)
営業時間:10:00~19:00
休館日:12月29日~1月3日
営業時間や取扱商品は変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
泉州に受け継がれる伝統工芸
和泉櫛は、長い歴史の中で貝塚の人々によって受け継がれてきた伝統工芸です。
貝塚を訪れる際は、地域の歴史とともに、現在も受け継がれている和泉櫛にも注目してみてはいかがでしょうか。
ホテルアストンプラザ関西空港
ホテルアストンプラザ関西空港は、貝塚市に隣接する泉佐野市にあります。
貝塚市をはじめ泉州地域を巡る際のご宿泊については、ホテル公式予約サイトから宿泊プランをご確認いただけます。







